1 概要
市内では、滑石(かっせき)という石で作られたスタンプが出土しています。この通称「滑石スタンプ」は、調理器具のひとつである滑石鍋の破片を転用して作られており、模様が刻まれています。正確な用途は不明ですが、饅頭などの焼き印として使用された可能性が指摘されています。その模様は、鳥や楓、菊花などさまざまで、中世の鎌倉に暮らした人々の嗜好(しこう)を窺うことができます。
このプログラムでは、スタンプの素材を滑石から消しゴムに変え、中世の職人になったつもりで、スタンプを作成し、オリジナルのポストカードをつくります。また、滑石スタンプの実物を観察し、中世都市鎌倉に住んだ人々の好んだ模様について学びます。
2 時間・場所
令和6年(2024年)8月24日(土)13:30~15:00
鎌倉歴史文化交流館 交流室
3 対象・募集人数
ひとりで彫刻刀の使える小・中学生(小学生は保護者1名の同伴とする)